携帯電話のデザイン
携帯電話の性能を追及するあまり、デザインや薄さなどのトレンドを見失うと、今の市場では目を向けてもらえません。カメラやワンセグが携帯の機能で重視されるようになり、製品は技術から企画するのではなく、利用者の視点でデザインをすることが必要のようです。
例えばNECの01年3月に発売された「N503i」。400万台の大ヒットになり、国内シェアは28%まて達しました。
しかし、以前成功した価値が今も正しいわけではなく、海外進出のつまづきから携帯事業部は崩壊寸前に。
そこで、それまでの丸みを帯びた外観を長方形の平面型に一新し、携帯のデザインを徹底して優先。
薄くするために、ワンセグは付けずにカメラの画素数も落とし、表面に金属色の塗装をするデザインを実現しました。技術を利用者の楽しみのために使うようになったことで、外部からの評価も好転し、夏モデルの携帯電話新機種は復活を予感させます。
まさに今の日本の携帯文化は高性能だけでは勝てる世界ではく、携帯は生活を楽しむ道具として、どこまでわくわく感を表現できるか・・・というところが重視されているようですね。
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